こんにちは。こみひです。
合成洗剤は環境によくないような気がして距離を置いた時期もあったけど、また合成洗剤に戻ってきました。
【食器用洗剤の成分】界面活性剤
食器用洗剤には、界面活性剤が高濃度で配合されています。
界面活性剤は、悪者のイメージを持っていたこみひ。
誤解が多い界面活性剤の安全性
1970年代にいくつかの界面活性剤や添加物が原因で環境が汚染されたという事実があるものの、それ以降は世界的に多くの安全性の研究が重ねられ、今ではそのような成分は家庭用洗剤や化粧品には配合できなくなっています。
現在、食器用洗剤に使われている界面活性剤は、万が一お皿に残留したとしても問題ないように、非常に安全性の高い成分が用いられています。
ただ、ギトギト汚れもしっかり落とせるように洗浄力が非常に高く設定されているため、手荒れを引き起こす結果に。
今は安全性の高い界面活性剤を使っているけど、高い洗浄力で手が荒れるんだね。
食器用洗剤に使われている界面活性剤
大きく分けて4種類ある界面活性剤のうち、3種類が食器用洗剤に使われています。
陰イオン界面活性剤
弱い皮膚刺激あり
マイナスの静電気を帯びる性質がある。
泡立ちに優れ、様々な汚れを幅広く落とせる一方で、手肌への刺激性が懸念されるのが欠点。洗濯洗剤や食器用洗剤などに配合。
洗顔料やシャンプーの主成分でもある。
非イオン界面活性剤
毒性・皮膚刺激なし
「マイルド」「手肌に優しい」などの表示のある食器用洗剤の主成分として配合されているケースが多い。
泡立ちや洗浄機能は限定的ですが、手肌そのものへの刺激は非常にマイルド。
しかし、「油汚れ」を落とすのは比較的得意なので、脱脂力自体はそれなりに強く、手肌への刺激はないのですが、皮膚表面の皮脂などのバリア成分を除去します。
油分の可溶化、乳化作用に優れているため、洗濯洗剤や食器用洗剤の補助洗剤として利用。
両性イオン界面活性剤
毒性・皮膚刺激なし
手肌には優しいですが、洗浄力が非常に低く、どれだけ流してもお皿にフライパンの油が残ってしまうほど。
陰イオン・陽イオン両方の性質を持つが分子内で電気的バランスが取れているため、毒性や皮膚刺激は極めて弱い。
ベビーソープやマイルド系の洗浄成分に配合。
手荒れを予防するには
どの洗剤でも、結局長時間触れ続けると手荒れします。
手袋をする
洗剤に触れない対策としては、手袋で保護するのが一番です。
ゴム手袋
ゴム手袋のデメリットとして、ラテックスアレルギーの人がいたり、パウダーの成分が手への刺激になる人も。
使い回していると、内部で雑菌やカビが繁殖する恐れもあります。
ビニール手袋
使い捨てのビニール手袋は清潔に保てますが、その分費用がかかります。
薄めて使用する
界面活性剤は1%〜5%程度が最も洗浄力を発揮します。
食器用洗剤は界面活性剤濃度が40%近くととても濃いものが多いので、20倍以上に薄めても十分洗浄可能です。
こみひ実践の食器用洗剤の手荒れ対策
「マイルド」の表示がある食器用洗剤を、水で5倍に薄めて使っています。
薄めても、泡立ちも泡ぎれも問題なく使えています。
コスパもいいしね。
手荒れがひどくなる冬の間、100円ショップのゴム手袋をはめて食器洗いしています。
水仕事の後はこまめにハンドクリーム、ですね。
こみひはワセリン塗ってます。
年末の大掃除にはどうしてもガサガサになっちゃうけど、主婦湿疹や赤ギレは少ない方なので、このくらいで大丈夫ですね。
おわりに
いろいろ書きましたが、度々紹介している本の真似をしているだけなんですよね。
洗剤に関しては『かずのすけ信者』(最強の家事の著者)といってもいいくらい。
泡立ち、泡ぎれがいいのはやっぱり市販の合成洗剤だと実感しています。
環境に配慮した合成界面活性剤が少ない洗剤は洗浄力が弱い分、結局洗剤を多く使うし、洗い流す時間も多くかかると感じますね。
【おまけ猫】ストーブと猫
寒い朝はストーブの前に集合です。
応援ありがとうございますっ